
赤ちゃんの肌を清潔にした後は、必ず保湿をしましょう。保湿をすることで、バリア機能が未熟な赤ちゃんの肌を守ることができます!この記事では、保湿の仕方やタイミング、保湿剤の選び方をお話しします。
保湿の仕方
「たっぷり」と「一方向に」
すり込んだからといって保湿剤が浸透するわけではありません。摩擦を起こさないように、「たっぷり」と「一方向に」塗りましょう!
顔の塗り方
保湿剤を手に取り、手のひらで顔全体をやさしく包み込むようにつけます。
体の塗り方
おなかや背中は首のつけ根からおしりの方向に向かって、腕や脚はつけ根から指先に向かって「一方向に」のばしましょう。
耳のつけ根や首のシワ
耳のつけ根は服を脱がすときなどの刺激で切れてしまいやすい部分です。忘れずに塗りましょう。また、首は深いシワの奥にあせもができやすい部分です。シワを広げて奥まで塗りましょう。
その他気をつけたい場所
以下、トラブルが起きやすい場所を挙げました!念入りに保湿剤を塗りましょう!
- あせもが出来やすい脇
- おむつかぶれが起きやすいおしり
- ハイハイやズリバイの刺激で荒れやすい肘と膝
- よだれやホコリで荒れやすい手の指
保湿のタイミング
お風呂のあと
入浴の後の肌は乾燥しやすい状態なので、全身に保湿剤を塗りましょう!
(入浴後、遅くとも20分以内に。できれば5分以内で!)
朝起きた時
朝しっかり全身を保湿することで、1日の刺激から肌を守ることが出来ます!お着替えのタイミングで保湿しましょう!
よだれや汗、鼻水を拭いた時
洗ったり拭いたりしたあとは肌のうるおいも奪われています。その都度保湿しましょう!
お出かけ前後
冷たい風が吹き乾燥している冬などは、外出前も保湿剤を塗って肌を守りましょう。また、外出後も失われた水分を補うための保湿を!!
ごはんを食べた後
離乳食などのごはんを食べた後は、口のまわりが汚れていますね。濡らしたガーゼなどで拭き取ったら、保湿してあげましょう。

どんな保湿剤がいい?
安心安全な成分でできているもの
デリケートな赤ちゃんの肌には、低刺激なものを使いましょう。また、赤ちゃんの口周りや手にも塗ることになるので、「無着色」「無香料」「パラベン不使用」のものが安心です!
保湿効果が高いもの
大人の半分以下と言われる赤ちゃんの皮脂量。皮膚から蒸発してしまう水分を閉じ込め、乾燥を防いでくれるような保湿剤が必要です。
使い心地のいいもの
ベタベタせず、素早く肌に浸透するものだと、すぐに服を着せてあげることができます。
新生児から保湿を続けると、アトピーやアレルギーの予防になる!
2014年10月1日、国立成育医療研究センターが、下記のような研究結果を発表しました。
保湿剤でアトピー3割低下 新生児に毎日使用で
新生児に出生直後から毎日保湿剤を塗ると、約8カ月後のアトピー性皮膚炎の発症率が3割低下したとの研究成果を、国立成育医療研究センターがまとめ、1日発表した。
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO77834710S4A001C1CR8000/
アトピーやアレルギーは肌のバリア機能が乱れることで起こると考えられており、毎日のスキンケアで肌のバリアを育てることがアトピーやアレルギーを防ぐそうです。新生児のうちからのスキンケアが大切ということですね!!
気づいたときからで大丈夫!!
私は娘の肌の保湿を始めたのは生後1ヶ月を過ぎてからでした。
乳児湿疹がなかなか治らなかったときは、「もっと早いうちから始めればよかった」と後悔しました。
しかし、1歳4ヶ月になった今、娘の肌は本当に綺麗になりました!!
諦めずにスキンケアを続けてきた結果です。くよくよと悩んでいたあの頃の私に、教えてあげたいです。
まだスキンケアを始めていなくても、気づいたときからで大丈夫!
乳児湿疹もあせもも、きっと良くなりますよ!