
赤ちゃんにできる「乳児湿疹」や「あせも」ってどうして頻繁にできるのでしょうか?そもそも「乳児湿疹」って何??この記事ではそういった疑問について調べてみました。
赤ちゃんの肌はすごく薄くてバリア機能が弱い
赤ちゃんの肌と大人の肌の違いは「皮膚の厚さ」です。赤ちゃんの肌は大人の半分から1/3程度の薄さしかありません。そのためバリア機能が弱く、摩擦や汗などの外部刺激で簡単に湿疹ができてしまいます。
そもそも乳児湿疹ってなに?
赤ちゃんに出る湿疹は「乳児湿疹」とまとめられています。
新生児〜生後3ヶ月にできるもの
この頃はママの女性ホルモンの影響で皮脂が多く分泌されます。その一方、毛穴はまだ小さいため皮脂が詰まりやすく、それが原因で湿疹ができてしまいます。
生後4ヶ月〜6ヶ月にできるもの
生後4ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの肌は乾燥するようになってきます。すると今度は乾燥が原因で湿疹ができてしまいます。
そして、この頃から増えてくるのが「よだれかぶれ」。よだれの量が増え、口からは常によだれがタラタラと垂れている状態です。(マットの上に水たまりができていることも…)
そうすると、口元から首周りにかけての肌が常に濡れている状態になり、バリア機能の低い赤ちゃんの肌は荒れてしまいます。もちろん、離乳食がついたことが原因で湿疹が起こることも。
また、寝返りやズリバイを始めたことにより、寝具や床などとの摩擦で肘や膝がザラザラになることもあります。
あせもってなぜできるの?

あせもの原因は、汗をかいてそれをそのままにしておくと、肌にいる「表皮ブドウ球菌」という細菌が増殖し、それが炎症を起こすので発疹ができると言われています。
赤ちゃんは暑さを感じても、自分で服を脱ぐことも汗を拭くこともできません。
まだ寝返りをしない赤ちゃんの場合、常に布団と触れている背中は特に汗をかいています。朝起きて着替えさせると、背中にあせもがびっしり…なんてことがよく起こります。
そのため周りの大人が様子を見て、こまめに汗をふき取ったり服を着替えさせたりと常に清潔にする必要があります。
しかし、どれだけ気をつけていても、赤ちゃんの肌はバリア機能が低いため、どうしてもあせもが出来てしまいます。