「産後になって、尿漏れするようになった!」というママはとても多いのではないでしょうか?
ただでさえ赤ちゃんのお世話でトイレに行くのも大変なのに、困ってしまいますよね。
私も産後は、くしゃみをすると必ずと言っていいほど尿漏れしていました。
自分では止めようのない勢いで出てくるんですよね。
この記事では、産後に起こりやすい尿漏れの原因や対策についてお話していきます!
パッと読むための見出し♫
産後ママのほとんどがひどい尿漏れで悩んでいる!?
産後の尿漏れがひとい、という声はとても多いです。
「産後3ヶ月になるけど、立ったり座ったりするときに尿漏れしてしまう。」
「笑ったりくしゃみをするとチョロっと出てしまう。」
「風邪を引いて咳をするとその度に出てしまい、何度も着替えるはめに。」
「チョロっとじゃなくてシャーシャー出てしまうときもある。」
個人差はありますが、少しの動作で出てしまう人や大量に出て困ってしまう人もいるようです。
そして尿漏れは「恥ずかしい」と感じてしまい人に話せないことが多く、悩みが深くなりがちです。
産後の尿漏れの原因は?どれくらいで解消する?
女性の尿漏れが怒る原因は骨盤底筋群のゆるみ!
骨盤底筋群とは、会陰部をハンモック状に覆うインナーマッスルのことを言います。
- 尿道や膣、肛門などを締める役割
- 子宮や直腸など骨盤内にある内蔵を支える
などの役割があり、骨盤底筋群がゆるむと尿漏れしやすいと言えます。
産後ママが尿漏れしやすい原因は?
原因は妊娠中と分娩中にありました。
まず、妊娠中にどんどん大きくなる子宮を支え続けることで骨盤底筋群が弱ってきてしまうこと。
そして分娩時には、赤ちゃんの産道となるために大きく引き伸されてしまうしまうことが挙げられます。
それゆえ、ほとんどの妊婦さんや産後ママが尿漏れを経験しています!
産後の尿漏れはどれくらいで解消される?
産後3~4ヶ月たち、骨盤底筋群が回復するにつれて解消されていきます。
一時的なものなので、特に心配はありません。
産後の尿漏れがなかなかおさまらないときの隠された原因とは?
産後半年以上経っても改善されない、解消されない場合は、子宮下垂などの可能性も考えられます。
子宮下垂とは子宮が正常の位置よりも膣の中に下がった状態を言います。
おかしいと感じることがあれば、女性泌尿器外来や産婦人科で受診しましょう!
産後ママは尿漏れにどう対処している?
産後の尿漏れは一時的なもの!
しかし、下着が濡れてしまい何度も着替えるのは大変ですよね。
ママたちはどのように対処しているのでしょうか?
産後の尿漏れは、悪露パッドやナプキンで凌ぐママがほとんど
悪露パッドをつけている間はそれでカバーできますよね。
悪露が落ち着いてからも、生理用ナプキンやオリモノシートなどを使っているママが多いようです。
産後の尿漏れには、尿漏れパッドもおすすめ
尿漏れパッドと聞くとおばあちゃんがつけるイメージ。。
と思われるかもしれませんが、吸水性がいいので不快感が解消しやすいとのこと。
尿漏れを経験する女性のほとんどは、妊娠・出産が原因だと言われています。
そして一時的なものであれば、このような対処法で乗り切るのも手です!!
何より、産後ママも快適に過ごせるものを選びたいですよね。
骨盤底筋群が鍵?産後の尿漏れを根本的に解消する方法!
産後の尿漏れは一時的なものですが、なるべく早く解消したいママが多いはず!
産後ママに尿漏れが起こりやすいのは、妊娠中や分娩時に骨盤底筋群が大きくのびてしまうことが原因!
それならば、骨盤底筋群を回復させましょう!
では、具体的にどうすればいいのでしょう??
骨盤底筋群や腹筋背筋を使えるように、日常的に意識を持とう!
大きくのびてしまった筋肉に力を入れるのは、とても難しいことです。
まずは意識することから!!鈍っている感覚を取り戻す必要があります。
また、骨盤底筋群は子宮や膀胱などを支える役割がありますが、骨盤底筋群だけでこれらすべてを支えるのには限界があります!
腹筋や背筋など、姿勢を保つ役割のある筋肉も意識したいところです。
<トイレでする!骨盤底筋群を意識する方法>
まずは一番実践しやすいのは、
トイレで尿を止める練習をしてみたり、何回かに分けて切るように出す、という方法です。
最初はなかなかうまく行きませんが、少しずつ感覚を思い出せるとできるようになります。
産後会陰の傷が治ってきたら試してみましょう!
<産褥期でもできる!腹筋や背筋を意識する座り方>
産褥期と言われる産後3週間は、身体の回復が最重要事項!
そんな時期でも、普段の座り方を見直すことで腹筋や背筋を意識することができます。
骨盤の高さが左右対称になるようにあぐらで座ります。
このとき、骨盤をまっすぐ立てた状態で座ります。
骨盤をまっすぐに立てるには、手のひらを仙骨に当てて床と垂直になっているか確認するといいです。
この状態で座ると、腹筋背筋に自然と力が入り、姿勢が整います。
首はまっすぐ伸ばし、肩は落としてリラックスしましょう。
頭から尾骨までつながった糸を、ピンと伸ばすような感覚です。
これは床に座ることを前提とした方法ですが、椅子に座るときも骨盤を立てることを意識してみてください!
尿漏れ予防のトレーニング!内ももの筋肉を鍛えよう!
腹筋背筋を使えるようになってきたら、内ももの筋肉(内転筋)も使えるようにしたいところです。
ここを鍛えると、股を締める力がつくので、尿漏れを予防できるのです!
鍛え方はとても簡単!
<内もものトレーニングの方法>
用意するもの:椅子とバスタオル(柔らかいボールなどあればそれを使いましょう!)
- 骨盤をまっすぐに立て、自然な姿勢を保った状態で椅子に座ります。
- 丸めたバスタオルを股に挟みます。
- 両方の脚を使って、バスタオルをぎゅ〜っとつぶします。
このとき、首や肩はリラックスし自然な姿勢を保った状態をキープ!
内ももだけでなく、背中や腹筋も使うことができます。
私はこの内もものトレーニングをするようになってから、大きく変わりました!
お腹に力を入れることなので、産褥期を終え一ヶ月健診で何も問題がなければ取り組んでみましょう!
産後の身体を回復させるために、骨盤調整を受けるという選択
産後数ヶ月たっても、疲労がなかなか取れない、身体の歪みがひどく、トレーニングどころではない、というママもいると思います。
私もその一人でした。
このままでは子育てもしんどいな、と思った産後6ヶ月ごろから、
産院提携の施設で受けられる骨盤調整の施術を受けるようになりました。
骨盤調整と自己トレーニングを続けた結果。気づいたら尿漏れしなくなっていた!
受けていたのは月1度と多いと言えない頻度でしたが、
それと合わせて自分でトレーニングをすることで、身体がどんどん回復していきました!
そして、産後8ヶ月には尿漏れがおさまっていたのです。
産後5ヶ月にシャーシャーと出ていたのに!
骨盤調整の施術を受けることで骨格が整いますので、骨盤底筋群や周りの筋肉を使いやすい状態に持っていけたのかな、と思います。
施術を受けたあとは、とても身体を動かしやすくなっているので!!
骨盤調整の施術を受けなくても自然と回復していくママもいますので、
全ての人に必要、というわけではありませんが、
自分ではどうにもならないな、と感じたときの選択肢として覚えておくといいかもしれません。
産後の尿漏れを解消するために。できることから取り組もう!
いかがでしたでしょうか?
産後の尿漏れで悩んでいるのはあなたひとりだけではありません。
産後ママのほとんどが経験しています。
産後の尿漏れはすぐに解決できるものではありませんが、少しずつ身体が回復することで解消されていきます。
骨盤底筋群を意識すること、周りの筋肉を使えるようにすること、
全て1度に取り組む必要はありません。
身体の状態をみながら、できそうなことを少しずつ取り組んでいきましょう!